単元解説

JSONとデータ形式の基礎

ネットワーク基礎CCNA

APIでやり取りするデータを理解するために、JSONのオブジェクト、配列、キー、値、文字列、数値、真偽値、nullを学びます。

図版:Net Basics Labタップして拡大
JSONとデータ形式の基礎の要点を図解しています。

この単元で学ぶこと

JSONは、構造化されたデータをテキストで表現するための形式です。ネットワーク機器やコントローラのAPIでは、状態情報や設定情報をJSONで返したり、JSONを受け取ったりすることがあります。

この単元では、JSON、オブジェクト、配列、キー、値、文字列、数値、真偽値、null、application/jsonの基本を学びます。

JSONとは

JSONは、構造化されたデータを表現する軽量なテキスト形式です。人が読みやすく、プログラムでも扱いやすいため、Web APIや自動化ツールで広く利用されます。

JSONでは、文字列、数値、真偽値、nullのような基本の値と、オブジェクト、配列のような構造を組み合わせてデータを表します。

オブジェクト

JSONオブジェクトは、中括弧で囲み、キーと値の組をまとめた構造です。たとえば、機器名、管理IPアドレス、OSバージョンを1台の機器情報としてまとめるときに使えます。

キーは文字列で、値には文字列、数値、真偽値、null、別のオブジェクト、配列を設定できます。

配列

JSON配列は、角括弧で囲み、複数の値を順番に並べた構造です。複数のインターフェース、VLAN、ルート、機器などを一覧として表すときに使えます。

配列の要素には、同じ型の値だけでなく、オブジェクトを並べることもできます。たとえば、複数のインターフェース情報をオブジェクトの配列として表します。

キーと値

キーは、データの項目名です。値は、その項目に対応する実際のデータです。JSONオブジェクトでは、キーと値をコロンで区切ります。

たとえば、機器名を表すキーに対して文字列を設定し、VLAN番号を表すキーに対して数値を設定できます。

主な値の型

文字列は、引用符で囲んだテキストです。数値は、整数や小数を表します。真偽値はtrueまたはfalseで、機能が有効かどうかのような状態を表します。nullは、値が存在しない、または未設定であることを表すために使われます。

API仕様によって、値を省略する場合、nullを明示する場合、空文字列を使う場合の意味が異なることがあります。APIドキュメントを確認することが重要です。

JSONの記述ルール

JSONでは、文字列とキーを引用符で囲みます。オブジェクトのキーと値はコロンで区切り、複数の要素はカンマで区切ります。

カンマの付け忘れ、引用符の不足、括弧の対応ミスは、JSONとして解釈できない原因になります。APIへ送る前に、形式が正しいかを確認します。

application/json

application/jsonは、HTTPでJSON形式のデータを扱うときに使われるメディアタイプです。APIクライアントは、送信する本文がJSONであることをContent-Typeヘッダーで示す場合があります。

APIから返されるデータも、Content-Typeを確認することで、JSONとして扱うべきかを判断できます。

ネットワーク自動化での利用

ネットワークAPIでは、機器一覧、インターフェース状態、VLAN設定、監視データなどがJSONで返されることがあります。自動化スクリプトは、必要なキーを取り出し、条件に応じてレポートや設定変更を行います。

JSONをそのまま眺めるだけでなく、オブジェクトと配列の階層、キーと値の対応を追えるようになると、APIのレスポンスを理解しやすくなります。

まず覚えたいポイント

JSONは、APIで扱われることが多い構造化データ形式です。オブジェクトはキーと値の組、配列は複数の値の並びを表します。文字列、数値、真偽値、nullの違いを理解し、JSONの構造を確認できるようにしましょう。

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