単元解説

テレメトリとデータ取得

ネットワーク基礎CCNA

ポーリングとストリーミングテレメトリの違い、サブスクリプション、データモデル、YANG、OpenConfig、gNMIの基本を学びます。

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テレメトリとデータ取得の要点を図解しています。

この単元で学ぶこと

ネットワーク運用では、機器の状態、インターフェースの利用率、エラー数、経路、温度、電源状態などのデータを継続して取得します。テレメトリは、こうした運用データを収集・転送・分析するための考え方です。

この単元では、ネットワークテレメトリ、ポーリング、ストリーミングテレメトリ、サブスクリプション、モデル駆動型テレメトリ、テレメトリコレクタ、データモデル、YANG、OpenConfig、gNMIの基本を学びます。

ネットワークテレメトリとは

ネットワークテレメトリは、機器やネットワークから状態・統計・イベントなどのデータを収集し、可視化、監視、分析、障害対応に利用する仕組みです。

単発の状態確認だけでなく、時間の経過に伴う変化を追えるようにすることで、性能低下の兆候や異常の発生時刻を把握しやすくなります。

ポーリング

ポーリングは、監視側のシステムが一定間隔で機器へ問い合わせを送り、現在の値を取得する方法です。既存の監視方式で広く使われ、取得間隔や対象項目を明確に管理しやすい特徴があります。

一方で、取得間隔を短くしすぎると、監視側と機器側の処理負荷や通信量が増えることがあります。また、取得間隔の間に起きた一時的な変化を捉えにくい場合があります。

ストリーミングテレメトリ

ストリーミングテレメトリは、機器側から監視側へ継続的にデータを送る方式です。監視側が毎回問い合わせるのではなく、必要なデータ項目と送信方法をあらかじめ指定し、更新を受け取ります。

高い頻度でデータを扱いたい場合や、多数の項目を継続して収集したい場合に使われます。ただし、対応する機器、データモデル、収集基盤、保存容量、ネットワーク帯域を確認する必要があります。

サブスクリプション

サブスクリプションは、どのデータをどの条件や間隔で受け取りたいかを登録する仕組みです。監視側は、必要なデータパス、送信モード、サンプル間隔などを指定します。

必要以上に多くの項目を高頻度で収集すると、機器、コレクタ、保存基盤に負荷がかかります。監視目的に応じて、対象と頻度を設計します。

テレメトリコレクタ

テレメトリコレクタは、機器から送られたデータを受信し、保存、変換、可視化基盤や分析基盤へ渡す役割を持つシステムです。

収集したデータは、時系列データとして保存し、ダッシュボード、アラート、容量計画、障害分析などに利用します。データの時刻、機器名、インターフェース名などの識別情報をそろえることが重要です。

データモデルとYANG

データモデルは、設定や状態をどの項目・階層・型で表すかを定義するものです。YANGは、ネットワーク管理プロトコルで扱う設定データ、状態データ、RPC、通知をモデル化するためのデータモデリング言語です。

共通のデータモデルを使うと、機器ごとに異なる独自の項目名や構造を個別に解釈する負担を減らしやすくなります。

OpenConfigとgNMI

OpenConfigは、ネットワーク機器の設定や状態を一貫した形で扱うためのオープンなデータモデル群です。gNMIは、状態取得、設定変更、テレメトリ更新の購読などを扱うためのネットワーク管理インターフェースです。

対応するデータモデル、エンコード形式、認証、暗号化、権限は機器・ソフトウェアにより異なります。利用前に対象機器の対応状況と公式ドキュメントを確認します。

運用設計の考え方

テレメトリでは、何を監視するかだけでなく、誰が見るか、どの値でアラートを出すか、どのくらい保持するか、障害時にどのデータを確認するかまで設計します。

最初は重要インターフェースの利用率やエラー数など、目的が明確な少数項目から始め、保存量やアラートの品質を確認しながら範囲を広げます。

まず覚えたいポイント

ポーリングは監視側が問い合わせる方式、ストリーミングテレメトリは機器側から継続的にデータを送る方式です。データモデルと収集基盤を整え、目的に合うデータを適切な頻度で扱うことが重要です。

関連用語

ネットワークテレメトリ

機器やネットワークから状態・統計・イベントなどのデータを継続して収集する仕組みです。

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ポーリング

監視側が一定間隔で機器へ問い合わせを送り、現在の値を取得する方法です。

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ストリーミングテレメトリ

機器側から監視側へ継続的にデータを送るテレメトリ方式です。

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サブスクリプション

どのデータをどの条件や間隔で受け取りたいかを登録する仕組みです。

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モデル駆動型テレメトリ

データモデルに基づいて設定や状態の項目を指定し、テレメトリを収集する考え方です。

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テレメトリコレクタ

機器から送られたデータを受信し、保存や可視化基盤への転送を行うシステムです。

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データモデル

設定や状態をどの項目・階層・型で表すかを定義するものです。

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YANG

YANGはネットワーク管理プロトコルで扱う設定データ・状態データ・RPC・通知をモデル化するためのデータモデリング言語です。

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OpenConfig

ネットワーク機器の設定や状態を一貫した形で扱うためのオープンなデータモデル群です。

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gNMI

状態取得・設定変更・テレメトリ更新の購読などを扱うネットワーク管理インターフェースです。

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